首の動きを良くする方法
寒い日が続きますね。
いかがお過ごしですか?
私は2月から仕事が少し変わり、クリニックでの勤務が減り、現場に出ることが多くなります。
久々なので、緊張感を持って現場での活動をしていきたいと思います。
さて、今回は寒い日にガチガチになりやすい首回りのケアに関する内容です。
もし、首がガチガチで動きが悪いという人の参考になればと思います。
目次
首がガチガチになる原因
寒いと体を小さくして、寒い空気に触れる面積を減らしたくなりますよね。
体をキュッと縮めることは筋肉も収縮しています。
筋肉を縮ませた状態で長くいると縮んだまま固まってしまいます。
また、最近はスマホやデスクワークなどで画面を見ることが多く、そもそも首を動かす機会も減っています。
意識的に動かさないと首は必然的に固まってきてガチガチになってしまいます。
首を動きやすくする方法は?
では、ガチガチの首を動きやすくする方法は何があるでしょう?
すぐに思いつくのは、
・マッサージ
・ストレッチ
・温める
というくらいでしょうか?
実際、どれも一定の効果はあるでしょう。
温めて、揉んで、伸ばすことで血流も良くなり、硬さは改善します。
それでも、やっぱり動きが悪いという場合に試してほしい方法があります。
首の動きを良くするオススメの方法
整形外科でリハビリを受ける
そもそも、首の動きの大元は頸椎と呼ばれる首の背骨の関節です。
関節の動きが悪ければ、そもそも動きは出ません。
あるいは、ストレートネックと呼ばれる状態も動きが悪いです。
本来、頚椎は前に少し彎曲(わんきょく)しています。
それがパソコンの画面を見るために常に下を向いたデスクワーカーは前彎がなくなっていき、まっすぐになっていきます。
これがストレートネックです。
現代では、スマホのおかげでデスクワーカーに限らず、レントゲンを撮ると頚椎の彎曲がなくなっている人が多いです。
前彎した状態で動きやすい関節なので、まっすぐだと動きが悪いのが頚椎なのです。
その状態で動かしていると本来の動きと違うので、負担がかかりやすく炎症が起こり、痛みの原因になります。
ストレートネックになってしまったら、整形外科で診察してもらい、理学療法士のリハビリを受けることが一番良いです。
首の状態と症状を見ながら、適切な物理療法や運動療法を組み合わせて症状の改善をサポートしてくれます。
首をつねる
首をつねる?
どういうこと?
と、なりますよね(^^;
首を動かすときに、頚椎に問題なく、純粋に筋肉などの軟部組織が固まって動かなくなっている場合に、「つねる」という方法は抜群の効果を発揮します。
つねると言っても、力いっぱいつねらないでくださいね^^;
具体的に言うと、皮膚を引っ張ります。
まずは表面の皮膚が動くかどうか。
これが大事です。
皮膚とその下の組織の間で滑走(滑り)が悪いと、突っ張ってしまい、首も動きません。
そのため、まずは首の皮膚をあちこち軽くつねるように引っ張ってみてください。
引っ張りながら上下左右に動かすと滑走も良くなります。
強さはうまく調整してくださいね。
痛すぎない程度に。
皮膚の動きをするだけでも、首の動きが改善するケースもあります。
さらに、その奥の筋肉まで摘んで引っ張ってみましょう。
そうすると今度は筋膜や筋肉の滑走も良くすることができます。
ここまでしてあげるとかなり変化を感じられると思います。
要は揉んだり、伸ばしたりするだけでは、軟部組織の滑走(滑り)を改善するには不十分なのです。
もちろん、マッサージとストレッチで改善したのであれば、それでOKです。
結局は動きが良くなれば良いので。
自分で簡単にできる首の動きを良くする方法として、今回は「つねる」という方法をご紹介しました。
変わる人は本当に驚くほど動きが良くなるので、ぜひ騙されたと思って試してみてください!
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