運動のメリット
さて、今回は運動を行うことのメリットということで、なぜ運動することがよいかという点についてご紹介したいと思います。
運動のメリットと言えば、厚生労働省が出しているリーフレットを参照すれば、定期的な運動習慣によって、
①心肺機能が高まる、
②心血管系疾患、2型糖尿病、一部のがんを予防できる、
③脳の機能が高まる、
以上の効果が得られるとされています。
https://www.mhlw.go.jp/content/000656456.pdf
違う視点から見た運動を行うことのメリット
普段使わない筋肉や関節の運動
今回は視点を変えて運動のメリットを考えてみたいと思います。
この考え方は運動教室に参加される方にもお伝えしている内容の一つです。
「理学療法士が行う運動教室」では、普段使わない筋肉や関節の運動を行うようにしています。
新しく参加される方には、こんなところも伸ばせるんですね、や初めての動きが多かったです、という声を頂くことがよくあります。
普段の生活でパターン化される体のメリット・デメリット
普段の生活や仕事では、体の動きや使う部位がパターン化されることが一般的です。
毎回同じような生活や仕事のパターンを繰り返していると、体は無意識に効率よく動くように学習していきます。
そうすることで、余計な体力を使わずに済むからです。
しかし、この生活や仕事のパターンすなわち体を使うパターンが固定してしまうと同じ筋肉を使ったり、同じような姿勢や動作になってしまい、よく使う部位とあまり使わない部位に分かれてきてしまいます。
パターン化がもたらす弊害
そんな体の状態の時にちょっと遠くまで出かけたり、草むしりをしたり、大掃除をしたり、さらには子供や孫と遊んだりすると、普段行わないような動きを強制されて、早ければその時から、多くは翌日や2日後に体に痛みが出てきたりすることがよくあります。
また、ちょっとしたアクシデントがあったり、咄嗟の小走りや手や足を動かしたときに普段使わない部位の筋肉を使ったり、普段と違う方向へ関節を動かしたりすると、体を痛めてしまうことがちょくちょくあります。
思い当たることはありませんか?
そのようにしてぎっくり腰や膝に水が溜まるなどの症状が出たりすることがあります。
アクシデントやイベントに対応できる体を手に入れよう!
そうならないために、普段の運動(運動教室)で、使わない筋肉に刺激を入れたり、普段動かさない方向への関節運動を無理なく行っておくことで、そのような咄嗟の動きや普段やらないようなイベントにも対応できる体にしておくことができるのです。
いつでもどのような動きに対応できる体に普段からしておくことが大切です。
運動を行うことのメリットは「予防」
ということで、単なる運動不足の解消だけでなく、今後起こるであろう体の不調を予防するためにも普段から運動をすることをおススメします。
運動を行うことで心肺機能を高め、病気を予防し、脳機能を高める。
そして、今後起こりうるであろう、アクシデントやイベントでの咄嗟の運動刺激に対処できる体を作って、体の不調を予防しましょう。
まとめ
自分で運動できる人はそれで構いません。
ちょっと違う刺激を入れたいな、と思うような人やどんな運動がいいのかわからない人はぜひ、一度「理学療法士が教える運動教室」に参加してみてはいかがでしょうか?
コロナの影響で自粛生活が長引くなか、在宅でのリモートワークや運動施設の利用自粛などで体の不調をきたす人は確実に増えています。
運動することで、心肺機能を高め、病気を予防し、脳機能を高め、今後の体の不調を予防することができます。
さあ、今日から運動を始めよう!
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