小学生の夏休みがそろそろ終わりますね。
長いようで短い夏休み。今年はコロナもあり、秋の運動会が行われるかどうか怪しい雰囲気です。
早くコロナが落ち着いてほしいと願うばかりです。
さて、この夏休み期間中、4回にわたって横浜市青葉区にある谷本公園で小学生低学年向けに体操教室を実施しました。
前半2回は「子供に必要な体幹トレーニング」ということで、様々な姿勢や動きの中で体幹への刺激を入れる運動を行いました。
後半2回は「早く走るコツ」ということで、次に挙げる5つのポイントを中心に運動を行いました。
今回はその「早く走るコツ」の5つのポイントをご紹介します。
そのポイントとは、
①足の指
②腕の振り
③姿勢
④地面の反発
⑤足の入れ替え
この5つです。
遊びの要素も入れながら、楽しく5つのポイントを取り入れた運動を行いました。
それぞれ簡単に説明しますね。
早く走るコツ(5つのポイント)
①足の指
基礎的なところから行くと、まず大事なのは足の指(足趾)です。
足の指は地面から最後に離れる体の部位で、地面を蹴って前への推進力を与えてくれます。
足の指の研究でも、足の指を鍛えるだけでダッシュやジャンプ力が上がったという研究がいくつか発表されています。
単純に足の指をグーパーしたり、タオルをたぐり寄せたり、おすすめは立ったまま前に体重をかけて足の指で体を支えるというもの(踏ん張り)です。
②腕の振り
2つ目は腕の振りです。
腕を大きく素早く振ると、体が自然と回旋(捻り)してきます。
その回旋の力が足の入れ替えのスピードを助けてくれるのです。
前に腕を振ることで、前への推進力も少し助けてくれます。
この時、腕だけで振るのではなく、肩甲骨から動かして振るようにしましょう。
肩甲骨は体の中心の近くにあり、大きな筋肉も付いています。
そこから素早く強く動かすことができれば、早く走るために非常に有利になります。
③姿勢
姿勢は基本中の基本です。
まっすぐの姿勢が維持できるかどうか。
それには、やはり体幹の筋力が必要です。
腰が反り過ぎず、丸くならず、胸を張って、肩甲骨を使いやすい姿勢に保ちます。
そして、脚を高く上げても、上半身が後ろに倒れない。
安定した軸となる姿勢が大事です。
④地面の反発
運動の法則に作用反作用の法則がありますよね。
簡単に言うと、物体に力を加えると物体から同じ力が跳ね返ってくるというものです。
これは走るときにも重要です。
地面を強く蹴れると地面が足を強く押し返してくれます。
なるべく短い時間で強く地面を蹴ると、そのまま短い時間で強く体を蹴り返してくれます。
一歩、一歩の時間を短く素早くして、足を素早く回転させることで早く走れます。
地面を強く早く蹴る感覚やコツをつかむ練習が必要です。
⑤足の入れ替え
地面の反発が得られたら、その反発を利用して素早く左右の脚を入れ替える必要があります。
脚の入れ替えが素早く行えないと、脚が後ろに流れてしまい、次の脚が強く地面を蹴ることができなくなってしまいます。
そうすると脚がどんどん後ろに流れて、入れ替えるのに精いっぱいという走り方になって、スピードがなかなか上がりません。
上げた脚を素早く下ろす練習やジャンプして前後の脚を入れ替えるなどの素早く足の入れ替えを行う練習を行いましょう。
体操教室を終えてみて
今回は小学1,2年生が中心でしたが、うまく姿勢を取れない子や片足で安定して立てない子もいました。
今までの運動習慣の結果や普段の遊びの中で鍛えられた結果が反映されているのですが、やはり弱い子は続けて行っていくことで必要な筋力や姿勢、バランス能力も鍛えられるので、ぜひ続けてやってほしいと思います。
その時実施した簡単な内容(ホワイトボード)も合わせてご紹介します。
遊びの要素を入れながら、楽しく行うことができました。
できれば夏休みだけでなく、毎週定期的に行えるようにしていきたいところです。
ちなみに、写真の日(8/12)はイッツコム(ケーブルテレビ)の取材が来ていました!
イッツコムやYoutubeでもその様子やインタビューが見られるようです。
まとめ
今回は、小学生向けの体操教室のテーマで「早く走るコツ」のポイントを紹介しました。
①足の指、②腕の振り、③姿勢、④地面の反発、⑤足の入れ替え
以上の5つのポイントを踏まえて、実際に遊びの要素を入れながら、夏休み限定で体操教室を行いました。
ぜひ、皆さんもこれらのポイントを意識しながら、運動や走る練習をやってみてくださいね。
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